愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
任務その⑪『キスの意味を聞き出しましょう』
「小山、開発部に都合いい日聞いてきてくれ。リバティの開発チームが打ち合わせしたいらしい」
「わかりました」
副社長に言われ席を立ち、オフィスへ出たけれど……すぐに足を止めオロオロしてしまう。
私、ちゃんと普通に接することができていたかな。声をかけられて心臓バクバクだったことに気づかれていないよね?
頬に手をあてて、顔の火照りを抑えた。
副社長にキスされた日から早三日後の金曜日。あの後、彼は代表に呼び出されそのまま外出してしまった。
けれど次の日から今日まで、あのキスはなかったかのようにいつも通りに接してくる。
感情の読めない表情で淡々と仕事をこなしながら。
え、私たちキスした仲ですよね? それともキスしたと思っているのは私だけ? もしや夢だった? と思ってしまうほどだ。
もちろんあの日のキスは夢ではない。……だって三日経った今も、鮮明に覚えているから。
「わかりました」
副社長に言われ席を立ち、オフィスへ出たけれど……すぐに足を止めオロオロしてしまう。
私、ちゃんと普通に接することができていたかな。声をかけられて心臓バクバクだったことに気づかれていないよね?
頬に手をあてて、顔の火照りを抑えた。
副社長にキスされた日から早三日後の金曜日。あの後、彼は代表に呼び出されそのまま外出してしまった。
けれど次の日から今日まで、あのキスはなかったかのようにいつも通りに接してくる。
感情の読めない表情で淡々と仕事をこなしながら。
え、私たちキスした仲ですよね? それともキスしたと思っているのは私だけ? もしや夢だった? と思ってしまうほどだ。
もちろんあの日のキスは夢ではない。……だって三日経った今も、鮮明に覚えているから。