愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
ここ最近の紗枝は仕事が忙しいらしく、昼食もコンビニで済ませている。残業続きでゆっくり相談できずにいた。
だから余計に立ち止まったままグルグルと思いを巡らせてしまっていると、不意に声をかけられた。
「小山さん……? どうかされましたか?」
「え……あっ! いいえ!!」
声をかけてきたのは、若干引き気味の田中さんだった。慌ててなんでもありませんと手を左右に振ると、田中さんは「そうですか……」と言いながらも、不思議そうに私を眺めたまま。
あぁ、絶対変な女って思われてしまったよね。そもそも私、仕事中にしかもオフィスでなにをやっているのよ。今は仕事に集中しなくちゃなのに。
それに副社長に頼まれごとされていたのに、なにやっているんだか。
「すみません、失礼します」
すぐに開発部に向かおうとしたものの、田中さんに「おまちください」と呼び止められてしまった。
「はい……?」
足を止め田中さんを見ると、彼は難しい顔をしている。
だから余計に立ち止まったままグルグルと思いを巡らせてしまっていると、不意に声をかけられた。
「小山さん……? どうかされましたか?」
「え……あっ! いいえ!!」
声をかけてきたのは、若干引き気味の田中さんだった。慌ててなんでもありませんと手を左右に振ると、田中さんは「そうですか……」と言いながらも、不思議そうに私を眺めたまま。
あぁ、絶対変な女って思われてしまったよね。そもそも私、仕事中にしかもオフィスでなにをやっているのよ。今は仕事に集中しなくちゃなのに。
それに副社長に頼まれごとされていたのに、なにやっているんだか。
「すみません、失礼します」
すぐに開発部に向かおうとしたものの、田中さんに「おまちください」と呼び止められてしまった。
「はい……?」
足を止め田中さんを見ると、彼は難しい顔をしている。