愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
一度芽生えてしまった恋心はそう簡単に消えてくれそうにない。副社長がどんなに最低な人だったとしても、彼の優しさに触れてしまったから。
最初はあんなに苦手だったのにな。なんとなく麻生さんに顔が似ていると思っていたけど、今思えば全然似ていない。
やだな、どうしてこうやって瞼を閉じると副社長のことばかり考えてしまうのだろう。早く寝て治さないといけないのに。
それでも薬も効いてきたのか、少しずつ睡魔が襲ってきて、いつの間にか深い眠りに就いてしまった。
まどろむ意識の中、耳に届いたのは電話の着信音。
「んっ……電話?」
重い瞼を必死に開けると、部屋の中は真っ暗。
あれ? 私が寝たのはたしか朝だったはず。なのにこんなに部屋の中が真っ暗ってことは私、一日中寝ていたってこと!?
まさかの事実に眠気も吹っ飛ぶ。そしてずっと鳴り続けているスマホを手に取り画面を見ると、時刻は二十時過ぎ。
そして電話の相手は紗枝だった。
もしかしたら心配して電話を掛けてきてくれたのかもしれない。
最初はあんなに苦手だったのにな。なんとなく麻生さんに顔が似ていると思っていたけど、今思えば全然似ていない。
やだな、どうしてこうやって瞼を閉じると副社長のことばかり考えてしまうのだろう。早く寝て治さないといけないのに。
それでも薬も効いてきたのか、少しずつ睡魔が襲ってきて、いつの間にか深い眠りに就いてしまった。
まどろむ意識の中、耳に届いたのは電話の着信音。
「んっ……電話?」
重い瞼を必死に開けると、部屋の中は真っ暗。
あれ? 私が寝たのはたしか朝だったはず。なのにこんなに部屋の中が真っ暗ってことは私、一日中寝ていたってこと!?
まさかの事実に眠気も吹っ飛ぶ。そしてずっと鳴り続けているスマホを手に取り画面を見ると、時刻は二十時過ぎ。
そして電話の相手は紗枝だった。
もしかしたら心配して電話を掛けてきてくれたのかもしれない。