愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
任務その⑬『幸せになること』
「いやはや、本当によかったわよ。なにもかもうまくいって」
泣き真似をする紗枝に苦笑いしながらも「ありがとう」と伝えると、彼女は顔を綻ばせた。
副社長と両想いになれた日から早四日後の金曜日。やっと熱も下がり今日から出勤することができた。
紗枝といつものように昼食を共にしていると、話題は副社長のことになった。
紗枝には次の日に電話で報告済み。副社長には彼女がいなかったこと、自分の気持ちを伝えたこと。……そして両想いになれたことを伝えると、自分のことのように喜んでくれた。
「これで私も安心して彼氏作れるわ」
「えぇーなにそれ。ただ単に面倒だからって作らなかっただけでしょ?」
紗枝はモテる。なのに彼氏を作ろうとしない。今は仕事を覚えることと、私の面倒を見るので手いっぱいだなんて以前言っていたけど。
「あ、バレちゃった? でもこれからは頻繁に菜穂美と遊ぶわけにはいかなくなるし、私も本腰入れて彼氏作ろうかなぁ。菜穂美が幸せだと私も幸せになりたくなる」
泣き真似をする紗枝に苦笑いしながらも「ありがとう」と伝えると、彼女は顔を綻ばせた。
副社長と両想いになれた日から早四日後の金曜日。やっと熱も下がり今日から出勤することができた。
紗枝といつものように昼食を共にしていると、話題は副社長のことになった。
紗枝には次の日に電話で報告済み。副社長には彼女がいなかったこと、自分の気持ちを伝えたこと。……そして両想いになれたことを伝えると、自分のことのように喜んでくれた。
「これで私も安心して彼氏作れるわ」
「えぇーなにそれ。ただ単に面倒だからって作らなかっただけでしょ?」
紗枝はモテる。なのに彼氏を作ろうとしない。今は仕事を覚えることと、私の面倒を見るので手いっぱいだなんて以前言っていたけど。
「あ、バレちゃった? でもこれからは頻繁に菜穂美と遊ぶわけにはいかなくなるし、私も本腰入れて彼氏作ろうかなぁ。菜穂美が幸せだと私も幸せになりたくなる」