愛され任務発令中！～強引副社長と溺甘オフィス～

副社長と付き合って三ヶ月。長いようで短い時間だけれど、彼は忙しい合間を縫って私との時間を大切にしてくれている。

平日にできる限り仕事をこなし、なるべく休日は出勤しないようにして私と一緒に過ごしてくれているんだ。

最近では毎週金曜日から副社長の家にお泊りをして、休日を過ごすのが日課になっている。

どこかへ出かけたり、家でのんびりしたり。


会社でもプライベートでも相変わらずやらかしているけれど、副社長はそんな私に呆れつつも愛想尽かさずにいてくれている。

いや、むしろ私がやらかすたびに面白がっているかもしれない。現に今だって……。

「ふっ……。菜穂美と一緒にいると本当に飽きないな」

「えっと……それはいい意味でしょうか？」

「菜穂美の想像に任せるよ」

充分に冷やしてもらえたおかげで、赤みも薄れてきたことを確認すると副社長はシャワーを止め、脱衣所からタオルを持ってきてくれた。