愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
「お前のせいで俺まで濡れたんだぞ? 別々に入ったら、どちらかはどちらかが出るまで待っていないといけなくなるんだ。それで風邪でも引いたらどうなる」
「いや、ですが……!」
副社長とふたりでお風呂に入るなんて、私にはハードルが高すぎるのですが!
「別にいいだろ? お前の身体なら知り尽くしているんだから」
「……っ!」
サラリと、とんでもないことを言い出した副社長の身体中の熱が顔に集中してしまう。
そっ、それはそうかもしれないけど……! それは暗い部屋のベッドの上のお話であり、明るいお風呂の中とでは話が違う。
なんてことは口に出して言えず、ひたすら口をパクパクさせてしまっていると、少しだけ副社長の瞳が揺れた。
「それに珈琲を零してしまうほど嫌なのか聞きたい。……母さんと会うことが」
「え……いいえ! 嫌ってことではなくて……っ!」
「じゃあどうして?」
間髪入れずに聞いてきた副社長に、なんて伝えたらいいのか一瞬迷ってしまう。
「いや、ですが……!」
副社長とふたりでお風呂に入るなんて、私にはハードルが高すぎるのですが!
「別にいいだろ? お前の身体なら知り尽くしているんだから」
「……っ!」
サラリと、とんでもないことを言い出した副社長の身体中の熱が顔に集中してしまう。
そっ、それはそうかもしれないけど……! それは暗い部屋のベッドの上のお話であり、明るいお風呂の中とでは話が違う。
なんてことは口に出して言えず、ひたすら口をパクパクさせてしまっていると、少しだけ副社長の瞳が揺れた。
「それに珈琲を零してしまうほど嫌なのか聞きたい。……母さんと会うことが」
「え……いいえ! 嫌ってことではなくて……っ!」
「じゃあどうして?」
間髪入れずに聞いてきた副社長に、なんて伝えたらいいのか一瞬迷ってしまう。