愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
言葉を濁しながら打ち明けたものの、副社長は顔をポカンとさせた。
「いや、そんなことないから。母さんはただ単純に菜穂美に会いたいだけだよ」
とは言われても、すぐに「そうですか」なんて言えるはずない。
「で、ですが副社長の母親であり、あの代表の奥様ですよ!? 絶対私とは正反対のしっかりとしたデキる人ですよね? そんな方に気に入られるとは到底思えなくて。……も、もしかしたら副社長と別れさせられるかもしれないじゃないですか!」
不安な思いを伝えると、副社長は目をパチクリさせた後、急に顔をクシャッとさせて笑い出した。
「アハハハッ! 別れさせられるって……お前、そんなこと心配していたのか?」
「なっ……! 笑い事じゃありません! わ、私は本気で心配になってですね……っ」
笑い続ける彼にカチンときてしまい、声を荒げてしまう。
あんまりだ、笑うなんて。つい頬を膨らませてしまうと、気づいた彼は笑いを抑えながら「悪い」と謝ってきた。
「いや、そんなことないから。母さんはただ単純に菜穂美に会いたいだけだよ」
とは言われても、すぐに「そうですか」なんて言えるはずない。
「で、ですが副社長の母親であり、あの代表の奥様ですよ!? 絶対私とは正反対のしっかりとしたデキる人ですよね? そんな方に気に入られるとは到底思えなくて。……も、もしかしたら副社長と別れさせられるかもしれないじゃないですか!」
不安な思いを伝えると、副社長は目をパチクリさせた後、急に顔をクシャッとさせて笑い出した。
「アハハハッ! 別れさせられるって……お前、そんなこと心配していたのか?」
「なっ……! 笑い事じゃありません! わ、私は本気で心配になってですね……っ」
笑い続ける彼にカチンときてしまい、声を荒げてしまう。
あんまりだ、笑うなんて。つい頬を膨らませてしまうと、気づいた彼は笑いを抑えながら「悪い」と謝ってきた。