愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
特に今日みたいなパーティーでは、和幸くんに近寄ってくる女性は後を絶たず。和幸くんはうまくかわしているけれど、毎回同行させられる私は、いつも見ていて気が気じゃない。
だって彼は私の恋人なのだから。けれど仕事上は副社長と秘書の関係。
だから皆、私のことなんてお構いなしに彼に声をかけてくる。それを身近で目の当たりしなくてはいけないパーティーには、正直仕事とはいえ毎回行くのが億劫になっていた。
そんな中、ハプニングが起こった。……ううん、いつかはこんなことが起きるんじゃないかって思っていた。
それがまさか現実になり、目の前で起こってしまうとは。しかもよりにもよってこのタイミングで。
パーティーはつい先ほど終わって会場を後にしたものの、口を利かない私に痺れを切らした彼に、誰もいない地下駐車場で詰め寄られていた。
「菜穂美、いい加減にしろよ。……明日もこうやって過ごすつもりか?」
心底呆れたように話す彼に、カチンときてしまいジロリと睨んだ。
だって彼は私の恋人なのだから。けれど仕事上は副社長と秘書の関係。
だから皆、私のことなんてお構いなしに彼に声をかけてくる。それを身近で目の当たりしなくてはいけないパーティーには、正直仕事とはいえ毎回行くのが億劫になっていた。
そんな中、ハプニングが起こった。……ううん、いつかはこんなことが起きるんじゃないかって思っていた。
それがまさか現実になり、目の前で起こってしまうとは。しかもよりにもよってこのタイミングで。
パーティーはつい先ほど終わって会場を後にしたものの、口を利かない私に痺れを切らした彼に、誰もいない地下駐車場で詰め寄られていた。
「菜穂美、いい加減にしろよ。……明日もこうやって過ごすつもりか?」
心底呆れたように話す彼に、カチンときてしまいジロリと睨んだ。