愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
言いかけた瞬間、顔を後ろに向かされ強引に、けれど優しく唇を奪われていく。
こうなるといつもなにも考えられなくなる。ただ彼から落とされるキスに翻弄され、与えられるぬくもりに溺れていくだけ。
そして最高に幸せだと感じさせられてしまうんだ……。
「副社長、午後の会議の資料机の上に用意しておきましたので、お目通しお願いします」
「わかった」
外出先から会社に戻ると、エントランスでは受付社員が小さく頭を下げて出迎えてくれる。その前を横切るとき、以前の彼だったら無言で去っていくところだけど、今は違う。
「おつかれ」と声をかけ片手を挙げる仕草に、受付社員のふたりの女性は「キャッ」と歓声を上げた。
これまでの私だったら、ここでちょっぴりムッとしてしまうところだけど、最近の私は違う。
だって左手薬指には、彼からもらった永遠の約束があるのだから。
こうなるといつもなにも考えられなくなる。ただ彼から落とされるキスに翻弄され、与えられるぬくもりに溺れていくだけ。
そして最高に幸せだと感じさせられてしまうんだ……。
「副社長、午後の会議の資料机の上に用意しておきましたので、お目通しお願いします」
「わかった」
外出先から会社に戻ると、エントランスでは受付社員が小さく頭を下げて出迎えてくれる。その前を横切るとき、以前の彼だったら無言で去っていくところだけど、今は違う。
「おつかれ」と声をかけ片手を挙げる仕草に、受付社員のふたりの女性は「キャッ」と歓声を上げた。
これまでの私だったら、ここでちょっぴりムッとしてしまうところだけど、最近の私は違う。
だって左手薬指には、彼からもらった永遠の約束があるのだから。