愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
任務その③『まずは冷たくてイジワルな副社長に慣れましょう』
いつもより一時間早く起床し、鏡の前で気合いを入れるようにブラウスのリボンをギュッと結んだ。
そして鏡に映る自分と見つめ合い、深く頷いた。
「……よし、行こう!」
今日から七月。異動初日を迎えた。
副社長の秘書の話を引き受けたいと伝えると、代表は小躍りして喜び、田中さんも少しだけ口角を上げて安心したように微笑んだ。
そんなふたりの姿を見られただけで、引き受けてよかったと思ってしまった。
それから数日間、みっちり田中さんから秘書としての仕事についてなど、みっちりご指導いただいた。
少しだけ秘書として働く心構えができたと思うし、不安も取り除けたと思うんだけど……。
仕事内容に関しては、田中さんが引き続きフォローしてくれると言ってくれたから、不安より楽しみ、頑張ろうって気持ちの方が大きい。
でもその仕事をする相手が副社長かと思うと、ちょっと気が重くなる。
なんせ異動初日に副社長は、私が秘書に就くことを知るのだから。
そして鏡に映る自分と見つめ合い、深く頷いた。
「……よし、行こう!」
今日から七月。異動初日を迎えた。
副社長の秘書の話を引き受けたいと伝えると、代表は小躍りして喜び、田中さんも少しだけ口角を上げて安心したように微笑んだ。
そんなふたりの姿を見られただけで、引き受けてよかったと思ってしまった。
それから数日間、みっちり田中さんから秘書としての仕事についてなど、みっちりご指導いただいた。
少しだけ秘書として働く心構えができたと思うし、不安も取り除けたと思うんだけど……。
仕事内容に関しては、田中さんが引き続きフォローしてくれると言ってくれたから、不安より楽しみ、頑張ろうって気持ちの方が大きい。
でもその仕事をする相手が副社長かと思うと、ちょっと気が重くなる。
なんせ異動初日に副社長は、私が秘書に就くことを知るのだから。