愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
こんな私でも、やれることはあると思う。ううん、むしろこんな私だからこそやれることがあるはず。
三ヵ月間、総務部で仕事をさせてもらって、なんでも屋さんとして正直、こんなのただの雑用じゃんって思う仕事もあった。
でもどんな仕事もムダなものなどなく、必ず誰かの役に立っていた。
だからこそ、私がこの三日間でしてきたことも会社にとって、副社長にとってもムダなことではない! ……と思いたい。
トレーを両手で抱えたままチラッと彼の様子を窺うと、やっぱり感情の読めない表情で私を見つめたまま。
彼はどう思ったのだろうか。怒った? 呆れた? それとも勝手にやってろって思った?
シュミレーションゲームでは、すぐに相手の気持ちがわかって行動に移せるのにな。当たり前だけど、ゲームの世界と現実の世界は違う。
なにも言わない副社長に、途方に暮れてしまっていると急に彼は目を逸らした。
すると机にあった一枚の紙を私に差し出した。
「来週の金曜日の夜、一緒に行ってほしい」
「……え」
差し出された紙を受け取り見ると、そこにはゲームソフト会社の発売記念パーティ―の文字が。
三ヵ月間、総務部で仕事をさせてもらって、なんでも屋さんとして正直、こんなのただの雑用じゃんって思う仕事もあった。
でもどんな仕事もムダなものなどなく、必ず誰かの役に立っていた。
だからこそ、私がこの三日間でしてきたことも会社にとって、副社長にとってもムダなことではない! ……と思いたい。
トレーを両手で抱えたままチラッと彼の様子を窺うと、やっぱり感情の読めない表情で私を見つめたまま。
彼はどう思ったのだろうか。怒った? 呆れた? それとも勝手にやってろって思った?
シュミレーションゲームでは、すぐに相手の気持ちがわかって行動に移せるのにな。当たり前だけど、ゲームの世界と現実の世界は違う。
なにも言わない副社長に、途方に暮れてしまっていると急に彼は目を逸らした。
すると机にあった一枚の紙を私に差し出した。
「来週の金曜日の夜、一緒に行ってほしい」
「……え」
差し出された紙を受け取り見ると、そこにはゲームソフト会社の発売記念パーティ―の文字が。