愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
嘘でしょ、佐々木さんと副社長が従兄弟だなんて……! あぁ、でも副社長がここを紹介してくれた意味がやっとわかった気がする。従兄弟が勤めているお店だから紹介してくれたんだ。
妙にひとり納得してしまっていると、佐々木さんは私の様子を窺いながら言った。
「でもあいつが私に頼み事してきたのは、初めてのことなんですよ。それに気難しいあいつの秘書を務めているんですもの。……私はあいつにとって小山さんは特別だと思います」
「そんな……」
謙遜しつつも、内心ドキッとさせられてしまった。
あの副社長に限ってあり得ないことだとわかっていても、ドキドキさせられてしまうよ。
「あいつは確かに気難しい一面もあり、誤解されやすいんですが、根はいい奴なんです。……仕事面でも、できればプライベートでもあいつのこと、よろしくお願いしますね」
まさかのお願いにアタフタしてしまう。だってなんて言えばいいのか……。困っていると、店内の方からドアが開いた時に鳴る鐘の音が聞こえてきた。
「あ、すみません。少々お待ちください」
「はい」
そう言うと佐々木さんは急いで店内へ戻っていった。
妙にひとり納得してしまっていると、佐々木さんは私の様子を窺いながら言った。
「でもあいつが私に頼み事してきたのは、初めてのことなんですよ。それに気難しいあいつの秘書を務めているんですもの。……私はあいつにとって小山さんは特別だと思います」
「そんな……」
謙遜しつつも、内心ドキッとさせられてしまった。
あの副社長に限ってあり得ないことだとわかっていても、ドキドキさせられてしまうよ。
「あいつは確かに気難しい一面もあり、誤解されやすいんですが、根はいい奴なんです。……仕事面でも、できればプライベートでもあいつのこと、よろしくお願いしますね」
まさかのお願いにアタフタしてしまう。だってなんて言えばいいのか……。困っていると、店内の方からドアが開いた時に鳴る鐘の音が聞こえてきた。
「あ、すみません。少々お待ちください」
「はい」
そう言うと佐々木さんは急いで店内へ戻っていった。