自分がどれだけドジなのかわかっている主人公。
そんな主人公は、自分がドジな分、周りにどれだけの迷惑をかけることも、うっとうしがられることも過去の経験から自覚中。そんな彼女は、ただ失敗をしないように意識しながら、頑張り中なわけだけど―――…
ドジな主人公のマイナスのイメージを逆手に取った作品で、読んでいて面白かったです。今まで、ドジっこの女の子の作品は多く読んできましたが、読んでいてとてもすがすがしく、また、周りのキャラもよく、副社長の彼のマイナスのイメージと彼女のマイナスのイメージが掛け合わされたことで、プラスに変換されるところが、読んでいて面白かったです。
さすが、作者さんの力量とも言え、文章もスッと入りこみ、読みやすかったです。