カクシゴト
わからない
その日の部活は、集中出来なかった。
先生の顔も見れず、話すことなく終わった。
_
「あ、秋桜だ。」
部活の帰り道。
話しかけてきたのは…
「舞桜…?」
「今部活終わり?お疲れ。」
「ありがと。どうしてここにいるの?」
「これから秋人に会いに行くんだ。
一緒に帰ろ。」
「うん、いいよ。」
帰ってる時も、私はほとんどはなさなかった。
「…なんか秋桜、元気ない?」
「え?そう見える?」
そんなに態度悪かったかな…
ごめん、と頭の中で反省する。
「なんかあったの?」
「何もないよ。」
「嘘だ。」
そういって舞桜は私の手を取った。
渡されたのは…
「あめ?」
「そうだよ。
袋のところに文字書いてあるから読んでみな。」
そう言われて私は飴の袋を見ると、
小さい文字で『元気だして』と書かれてた。
「それさ、慰め飴って言うやつでさ、
必ず袋にそういう言葉書いてあるんだよね。」
食べてみると、レモン味。
「…ありがと。舞桜。」
「俺でよければ相談のるよ?」
「本当?」
「うん。
…公園でも行こうか。」
ついたのは家の近くの公園。
ブランコに乗った私達のは少し気まずさがあった。
何を話していいかわかんなくて、
ただひたすらブランコを揺らしてた。
でも、そのまま五分くらいたって、
流石になにか話そうと思った。
でも、何も聞いてこない舞桜を見ると、
その優しさが嬉しくて、泣きそうになる。
「…振られたんだよね。」
「え?」
「私、先生のことが好きだったの。
告白したんだけど、振られちゃった。」
「そっか…」
「でも、いいの。」
「何が?」
「…振られるのはわかってた事だし、
私が可愛く無かっただけだし。」
自分で言ってて泣きそうになる。
すると、舞桜はブランコから降りて
私の前に立った。
先生の顔も見れず、話すことなく終わった。
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「あ、秋桜だ。」
部活の帰り道。
話しかけてきたのは…
「舞桜…?」
「今部活終わり?お疲れ。」
「ありがと。どうしてここにいるの?」
「これから秋人に会いに行くんだ。
一緒に帰ろ。」
「うん、いいよ。」
帰ってる時も、私はほとんどはなさなかった。
「…なんか秋桜、元気ない?」
「え?そう見える?」
そんなに態度悪かったかな…
ごめん、と頭の中で反省する。
「なんかあったの?」
「何もないよ。」
「嘘だ。」
そういって舞桜は私の手を取った。
渡されたのは…
「あめ?」
「そうだよ。
袋のところに文字書いてあるから読んでみな。」
そう言われて私は飴の袋を見ると、
小さい文字で『元気だして』と書かれてた。
「それさ、慰め飴って言うやつでさ、
必ず袋にそういう言葉書いてあるんだよね。」
食べてみると、レモン味。
「…ありがと。舞桜。」
「俺でよければ相談のるよ?」
「本当?」
「うん。
…公園でも行こうか。」
ついたのは家の近くの公園。
ブランコに乗った私達のは少し気まずさがあった。
何を話していいかわかんなくて、
ただひたすらブランコを揺らしてた。
でも、そのまま五分くらいたって、
流石になにか話そうと思った。
でも、何も聞いてこない舞桜を見ると、
その優しさが嬉しくて、泣きそうになる。
「…振られたんだよね。」
「え?」
「私、先生のことが好きだったの。
告白したんだけど、振られちゃった。」
「そっか…」
「でも、いいの。」
「何が?」
「…振られるのはわかってた事だし、
私が可愛く無かっただけだし。」
自分で言ってて泣きそうになる。
すると、舞桜はブランコから降りて
私の前に立った。