カクシゴト
頷いて私は先生に付いてく。
「先帰ってて、二人共。」
と一言いって。
__________
連れてこられたのは理科室で、
先生は鍵をかけた。
「久しぶりだな。」
「せん、せい…」
確かに…。
先生の顔をしっかり見るの、
告白以来かも…。
「俺、さ、
秋桜のこと好きだよ。」
「え…?」
「教師とか、年上とか。
いろんな問題があって
前は秋桜のこと振っちゃったけど、
俺は確かに、秋桜が好きだ…。」
「先生…。
私、先生に振られてから
二個上の、相談できる男友達が出来ました。
私、その人のこと好きじゃないのに、
キス…しちゃったんです…。」
「そうか…」
「諦めようって思って、
その友達に告白された時、
付き合ってもいいかなって思ってた…
でも、頭の中に浮かぶ顔はいつでも
先生の、隼人の顔で…っ」
「秋桜…。」
「諦められなくて、忘れられなくて、
…どうして…。
つら、い…。」
そういった私を、先生は抱きしめてくれた。
「アイス、食べたくないか…?」
「へ?」
「もし秋桜がまた俺の名前を呼んでくれるなら、
俺と付き合って欲しい…。」
「せん…。
はやと…!」
私達は抱き合った。
どうしてか分からないけど、
涙が出てきて、
それを隠すために私は抱きしめる手に
力を入れた。
「先帰ってて、二人共。」
と一言いって。
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連れてこられたのは理科室で、
先生は鍵をかけた。
「久しぶりだな。」
「せん、せい…」
確かに…。
先生の顔をしっかり見るの、
告白以来かも…。
「俺、さ、
秋桜のこと好きだよ。」
「え…?」
「教師とか、年上とか。
いろんな問題があって
前は秋桜のこと振っちゃったけど、
俺は確かに、秋桜が好きだ…。」
「先生…。
私、先生に振られてから
二個上の、相談できる男友達が出来ました。
私、その人のこと好きじゃないのに、
キス…しちゃったんです…。」
「そうか…」
「諦めようって思って、
その友達に告白された時、
付き合ってもいいかなって思ってた…
でも、頭の中に浮かぶ顔はいつでも
先生の、隼人の顔で…っ」
「秋桜…。」
「諦められなくて、忘れられなくて、
…どうして…。
つら、い…。」
そういった私を、先生は抱きしめてくれた。
「アイス、食べたくないか…?」
「へ?」
「もし秋桜がまた俺の名前を呼んでくれるなら、
俺と付き合って欲しい…。」
「せん…。
はやと…!」
私達は抱き合った。
どうしてか分からないけど、
涙が出てきて、
それを隠すために私は抱きしめる手に
力を入れた。