カクシゴト
「ぅ…ひっく…っ」
病室を出てから涙が出てきた。
「なんで…っ
さっきは何も無かったんのに…」
「どうしたの、ゆいちゃん」
「か、ず…」
「中にいるやつに泣かされたの?」
「ちゃう!
ただ、さきが…
手術する言うて…」
「いい事じゃないの?」
「なわけあるか!
さきは、失敗する手術を受けようとしてるんよ…」
「…」
「大丈夫って言っても、
さきも本当は分かってるっちゃん!
やけん、いつも嘘つく時に右下みるくせでてるんよ…」
「大事なんだね。彼氏のこと。」
「当たり前やん…
彼氏でもあるし、
さきのたった1人の友達でもあるけん。」
「今日は、もう帰ろうか。」
俺はそういってゆいちゃんの腕をひいた。
病室を出てから涙が出てきた。
「なんで…っ
さっきは何も無かったんのに…」
「どうしたの、ゆいちゃん」
「か、ず…」
「中にいるやつに泣かされたの?」
「ちゃう!
ただ、さきが…
手術する言うて…」
「いい事じゃないの?」
「なわけあるか!
さきは、失敗する手術を受けようとしてるんよ…」
「…」
「大丈夫って言っても、
さきも本当は分かってるっちゃん!
やけん、いつも嘘つく時に右下みるくせでてるんよ…」
「大事なんだね。彼氏のこと。」
「当たり前やん…
彼氏でもあるし、
さきのたった1人の友達でもあるけん。」
「今日は、もう帰ろうか。」
俺はそういってゆいちゃんの腕をひいた。