午前3時、君と思い出が星になったら。
ただただ息苦しい。
ただただ泣きたくなる。
気がつくと私は、朝も訪れたある場所を目指していた。
・
「はぁ…っはぁ…っ」
夜。
今は何時なんだろうか。
少しずつ、街の灯りが消えて、
少しずつ、街の声が消えて。
ただただ、私の走る息だけが聞こえる。
「つい…たっ!」
が。
図書館が空いてるはずもなく。
「………はぁ。」
諦めて帰ろうと思った時、ふわりと香るシトラスの香り。
パッと振り返ると涙がいた。
「いま…ず、み、…くん、」
「そろそろ来る頃だと思ってたよ、こと。」