午前3時、君と思い出が星になったら。
「はぁっ、はぁ…っ、はぁ…」
後ろからパタパタと駆けてくる音。
2人で振り返ると
──── と言ってもびっくりして振り返ったのは私だけだったところを見るとどうやらこの展開も知ってたみたいだけど
「お姉ちゃん!いきなりいなくなるのは反則だよ!」
私を見つけるや否や、今が何時かも、閑静な住宅街なことも忘れ私に怒鳴る少女、
「りお…」
私の妹。
茅ヶ崎 りお (ちがさき りお)
「なんでここに…っ、お母さんは…!?」
「うん、ゆり姉が任せとけって。」
「ゆり姉…」
ゆり姉こと、茅ヶ崎 ゆり。
─── …… 母が言ってたお姉ちゃんの事だ。
ゆり姉のことは嫌いじゃない。
むしろ大好きだ。