午前3時、君と思い出が星になったら。



「会いたかったよ、こと。」




「な、なんなんですか…っ。珠羽、帰ろう」



さっきから言っている意味がわからない。



さすがに少し怖くなった。



なにか、いけないものを見てしまった感覚に陥った。



隣の席でメロンパンを頬張っていた珠羽を腕を引っ張った。






「話すことはありません。失礼します」




珠羽の腕を掴んだままズンズンと進む。




なんだか思い出したくない思い出を思い出してしまいそうで、泣きそうになった。






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