午前3時、君と思い出が星になったら。
・ Koto side
次の日。
来てしまった。
あの割と最低な分かれ方をしてしまったから、あの男の子が気になってきてしまった。
………
いた。
相変わらず綺麗に花の咲き誇る裏庭に、昨日と似た格好で木にもたれて本を読む少年。
ふ、と男の子が顔をあげた。
目が…あってしまった。
「あぁ。やっぱり来てくれたんだ。」
「………」
「そんな警戒しないでよ」
「あ、あの…っ」
「ん?」
「昨日はすみませんでした。」
くるっと向きを変えて、帰ろうと思った。
思ったんだけど…