君に華………三日間の奇跡…………
心臓移植まで、後二日。
見えない女の子
翌日。
いつも通り、私は、101号室の前にいた。
行き交う看護師、医師が私を腫れ物のような目で私を見る。
そんな目、私には何にも感じない。
ノックをすれば、ガチャリ、と開くそして、"美咲"はいるんだから。
柔らかい笑顔を向けて。
「いらっしゃい、遥‼早く入って!あのさぁ「遥ちゃん!!」
!!美咲の話す声に被さって聞こえたのは、花園まゆみさんだった。
いつも通り、私は、101号室の前にいた。
行き交う看護師、医師が私を腫れ物のような目で私を見る。
そんな目、私には何にも感じない。
ノックをすれば、ガチャリ、と開くそして、"美咲"はいるんだから。
柔らかい笑顔を向けて。
「いらっしゃい、遥‼早く入って!あのさぁ「遥ちゃん!!」
!!美咲の話す声に被さって聞こえたのは、花園まゆみさんだった。