君に華………三日間の奇跡…………
どれくらい、佇んでいたかわからない。


わかるのは、私の涙が治まらないことだけ………。


何がなんだか分からず、涙を流すだけ。



「遥‼泣いてるの?どうしたの?」


私の目の前に柔らかい笑顔の美咲がいる。


幽霊だなんて、思えない。


けど、みんなに、美咲は見えない。


だけど私には美咲がちゃんと、見える。


"美咲は幽霊なの?"その疑問を口にできたらどんなにいいか。


いっそ、言ってスッキリしたい。


「――――――遥。あたしになんか言いたいことあるの?

言っていいんだよ。ありのまま、全部。嫌わないよ、あたし。」


壁にしゃがみ込む私。


もうダメだ。


気持ちを抑えられない。


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