君に華………三日間の奇跡…………
目の前の美咲は、私を睨み付けて悲しい顔をしていた。


「私は、生きたかったよ。


生きて、学校行きたかった。

友達、作りたかった。


オシャレだってしたいし、大切な人と結婚したかった。


私は、いくら待っても、ドナーなんて現れなかったのに。


遥には、いるぢゃない?


絶望的だったよ。ドナーの、相手が見つからず家族も顔には出さずに泣いてたから。


死んでからも、ずっと泣いてる。」



美咲‥‥‥‥‥――――――



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