君に華………三日間の奇跡…………
フワリと白いカーディガンが肩にかかり、目を覚ます。


目の前に、美咲がいた。



『美咲?』


「姉を知ってるの?」


姉??


この子、美咲に似てるけど美咲ぢゃない?



「美咲は、わたしの双子のお姉さんだよ。私は美羽」


『私は、あの病院にいるの。』


病院を指差すと、納得したかのような顔をする。


「もしかして、遥さん?


遥さんから、姉の香りがする。


移植で、誰かのためになれて、姉は幸せだったよ」



私がドナーだって分かってるんだ。
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