私はあなたの恋愛相談相手~この思いを胸に秘めて~
いや、確かにそうかもだけど。
「…そんな、私、今日てっきり万純が来ると思って……あのさ、今さらだけど他の女子のメンバーって誰??」
万純がいれば安心だろうとたかをくくっていたが、急に不安にかられ、そんなことを聞いてしまう。
話せる人いなかったらどうしよう…。
「大丈夫、大丈夫。今日は、結茉以外に3人来る予定だけど、そのうちの1人は、千花だから。千花にも結茉のことよろしくって言ってあるしね。あと、残りの二人は、千花の友達らしいし、私も会ったことないから詳しくは知らないけどさ」
「千花ちゃん!そっか…千花ちゃん来るなら安心かも…それに、万里くんもいるんだもんね」
千花こと山口千花ちゃんは、去年、同じクラスでよく話をしていた友達の1人だ。
確か、今年も万純と同じクラスのはず。
「そうそう。だから、そんなに心配しないでいいから、はい、できたよ!ん、完璧」
ニコッと、私に向かって笑みを浮かべ、万純は、満足そうに頷いた。