私はあなたの恋愛相談相手~この思いを胸に秘めて~
サーッと、血の気が引いていく。
私ったら、万里くんにも鞠子先輩にも迷惑かけて…。
場所は、駅近く。
人通りだって多いのに。高校生にもなって低レベルな言い合いしてるなんて…。
「違います‼仲良くなんかないですから!…それよりも…すみません。こんなに人通りの多い所で…迷惑かけてしまって…私、帰ります。万里くんも送ってくれてありがとう…ここまでで大丈夫だから…」
言いたいことだけ伝え、ペコッと頭を下げた私は、、クルリと踵を返す。
そして、
「っちょ、結茉!?」
と、私の名前を呼ぶ馨を無視してバス停に向かって歩き始めた。
ダメ…馨のペースに巻き込まれてたらキリないんだから。
あぁ、もう!私のバカ
鞠子先輩に迷惑かけたくないと、決意したばかりだって言うのに。