王子様の溺愛【完】※番外編更新中
昼食を食べ終えた後、二人はざっくりとイブの計画を立てた。
「当日はイルミネーションを見て、ご飯を食べて、ホテルの流れでいいかな?」
「はいっ」
縁は満面の笑みで頷いた。
「夕方の五時に迎えにいくね」
「いつもありがとうございます」
「その日まで勉強頑張るよ」
「応援してます! あたしも冬休みの宿題頑張って片付けますっ」
(イブを先輩と過ごせて嬉しいっ。楽しみだなぁ……)
この時の縁は、ただただ純粋に依人と過ごすイブを楽しみにしていた。
それから数日後、学校は終業式とホームルームだけだったので午前で終わった。
この日は依人と帰らず、鈴子と街へ出掛けることになっていた。
お互い彼氏持ちということでクリスマスプレゼントを買いに行くのだ。
二人は電車を乗り継いで、街中にある老舗百貨店に隣接されている若者向けのファッションビルへ向かった。
「鈴子は何を買うの?」
「あたしはカーデかな。この前彼に似合いそうなものを見つけたの」
「もう決まっているんだね。あたしはまだ……」
彼氏の為のプレゼント選びが生まれて初めての縁は、何を選べばいいのかちんぷんかんぷんだ。
「縁が選んだものなら、何でも喜んでくれると思うわよ」
「そうかなぁ」
「それなら普段使えそうなものを贈ったら? 定期入れとかキーケースとか」
「それいいかも」
(自分が贈ったものを身に付けてくれたら、嬉しいな)
縁は鈴子の提案通り、キーケースを選ぶことに決めた。
それぞれ目的のものを購入した後、ビルの中にあるカフェに入って、遅めのお昼を摂ることにした。
縁はオムライス、鈴子はカルボナーラを頼み、お喋りに花を咲かせながら食べた。
「これ食べた後、ヘアアクセ見に行ってもいいかしら?」
「いいよ。その次に書店も行っていかな?」
「よし、両方行こう」
「ありがとうっ」
カフェを後にすると、二人は再び買い物に繰り出したのだった。
「当日はイルミネーションを見て、ご飯を食べて、ホテルの流れでいいかな?」
「はいっ」
縁は満面の笑みで頷いた。
「夕方の五時に迎えにいくね」
「いつもありがとうございます」
「その日まで勉強頑張るよ」
「応援してます! あたしも冬休みの宿題頑張って片付けますっ」
(イブを先輩と過ごせて嬉しいっ。楽しみだなぁ……)
この時の縁は、ただただ純粋に依人と過ごすイブを楽しみにしていた。
それから数日後、学校は終業式とホームルームだけだったので午前で終わった。
この日は依人と帰らず、鈴子と街へ出掛けることになっていた。
お互い彼氏持ちということでクリスマスプレゼントを買いに行くのだ。
二人は電車を乗り継いで、街中にある老舗百貨店に隣接されている若者向けのファッションビルへ向かった。
「鈴子は何を買うの?」
「あたしはカーデかな。この前彼に似合いそうなものを見つけたの」
「もう決まっているんだね。あたしはまだ……」
彼氏の為のプレゼント選びが生まれて初めての縁は、何を選べばいいのかちんぷんかんぷんだ。
「縁が選んだものなら、何でも喜んでくれると思うわよ」
「そうかなぁ」
「それなら普段使えそうなものを贈ったら? 定期入れとかキーケースとか」
「それいいかも」
(自分が贈ったものを身に付けてくれたら、嬉しいな)
縁は鈴子の提案通り、キーケースを選ぶことに決めた。
それぞれ目的のものを購入した後、ビルの中にあるカフェに入って、遅めのお昼を摂ることにした。
縁はオムライス、鈴子はカルボナーラを頼み、お喋りに花を咲かせながら食べた。
「これ食べた後、ヘアアクセ見に行ってもいいかしら?」
「いいよ。その次に書店も行っていかな?」
「よし、両方行こう」
「ありがとうっ」
カフェを後にすると、二人は再び買い物に繰り出したのだった。