短編集(その他)
頬をつまみながら、ゆっくりと口を離す彼女。

「いつまで固まってるつもり?」

キツく言われたものの、彼女の顔は赤かった。

「ははは。さすが姉さんの彼氏だね」

忘れてた!

俺はこいつに文句を言いに・・・。

・・・。

・・・。

・・・。

姉さん・・・。

姉さん・・・?

ね・え・さ・ん?

my sister?

ループした挙句、英語にまで変換してくれた俺の脳みそ。

もうなにがなんだかってこういう時に使う言葉だったんですね・・・。
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