【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~

その頃晃は、結花を掴んだ自分の手の感触をもう一度思い出していた。

(本気で俺の事を好きだった?いつから?俺はどれだけアイツにひどい事をしてきた?どれだけ傷つける言葉を発してきた?)

今までの自分の言動を思い出し、晃も頭を抱えた。

そして、この1週間結花からのLINEが来なくなり、どれだけその事を気にしていたか、知らず知らずのうちに結花の連絡を楽しみにしていた自分に気づいた。

どれだけ自分が結花に甘えていたか、結花の気持ちに胡坐をかいていたか思い知らされた。

結花はいなくなるはずがない。結花はどんなことが合っても自分の側を離れないそんな自信が心のどこかであった。

そんな自分自身に呆れて晃は大きくため息をついた。

結花の精一杯の愛情表現を気づかない振りをしたずるい自分が招いた結果だった。

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