【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
そこで時間になり、送別会が始まり周りが静かになった。
ドリンクを片手に、上座にすわる晃の姿を結花は目で捉えると、すぐに視線を外した。
(見たくないな。大脇さんも来てるんだ……)
見たくないものこそ、すぐに気づいてしまう自分に内心ため息をつきながら、主役の話に拍手を送った。
挨拶も終わり料理や酒も用意された会場の隅でビールを片手に、結花と千香はまた話を戻した。
「それでどうなったの?」
「どうにもならないよ。だって大脇さんと付き合ってるみたいだし」
「えー?それは大脇さんが勝手に言っているだけでしょ?本人に聞いたの?」
「それは……聞いてないけど」
「でもね、もうなんか疲れちゃった。どれだけ頑張っても女として見られないし、いつまでも後輩でいるより、新しい恋愛した方が幸せなのかなって」
バケットをオリーブオイルに付けると、結花は少し口に入れた。
「まあ……ね」
その事に同意しつつ千香は結花をじっとみた。
ドリンクを片手に、上座にすわる晃の姿を結花は目で捉えると、すぐに視線を外した。
(見たくないな。大脇さんも来てるんだ……)
見たくないものこそ、すぐに気づいてしまう自分に内心ため息をつきながら、主役の話に拍手を送った。
挨拶も終わり料理や酒も用意された会場の隅でビールを片手に、結花と千香はまた話を戻した。
「それでどうなったの?」
「どうにもならないよ。だって大脇さんと付き合ってるみたいだし」
「えー?それは大脇さんが勝手に言っているだけでしょ?本人に聞いたの?」
「それは……聞いてないけど」
「でもね、もうなんか疲れちゃった。どれだけ頑張っても女として見られないし、いつまでも後輩でいるより、新しい恋愛した方が幸せなのかなって」
バケットをオリーブオイルに付けると、結花は少し口に入れた。
「まあ……ね」
その事に同意しつつ千香は結花をじっとみた。