【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
「ゆーかちゃん、酔っ払いだろ?早くお風呂入っちゃいな?なんなら、俺がいれてあげようか?」
(一緒にお風呂?!無理無理だよ)
「いいです!大丈夫です!!一人で入れます」

(もう、まったく。)
付き合いだしたからの晃は本当に結花に甘い。
今までの分を取り戻すかのように、結花に甘い言葉を掛ける。


すごく彼女を大切にするんだろうな、塔子を好きな晃を見ているときから、結花はそう思っていた。
それが今自分に向けられていることが、いまだ信じられない思いもあるし、長い片思いから急にこんなに幸せでいいのかと、時より不安になることもあった。

結花は大きく息を吐くと、お風呂から出て自分のパジャマに腕を通した。
随分、晃の家には結花の私物が増えていた。
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