【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
リビングに戻ると、ソファの上で優しい笑顔で手を広げる晃がいた。
そんな晃にゆっくりと結花は近づくと、ギュッと抱きついた。

「うーん、俺と同じボディーソープの香」
「だって同じ物を使ってますからね。晃さんと」
また、この甘さに少し恥ずかしくなり、照れ隠しのように言う。

「でも、結花の方がさらに甘い香がする」

晃はそう言ってしばらく結花を抱きしめた後、首筋にチュとキスを落とす。
名残惜しそうに結花を離すと「俺も入って来る」そう言って晃はバスルームに消えて行った。

そんな後姿を見ながら、結花は幸せに浸っていた。


< 139 / 175 >

この作品をシェア

pagetop