【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
それから気を取り直して、仕事に没頭していた結花は晃の声に顔を上げた。
「小松、午後からの打ち合わせ覚えてるか?スターブライダルの新規システムの件」
「はい。大丈夫です」
「じゃあ、昼食べて13時には出るから。資料準備しといて」
「わかりました」
(ブライダル会社か……私にとっても、主任にとっても今一番縁のないところだよね……)
結花は心の中で呟きながら、時計を確認すると目の前のキーボードに指を滑らせた。