【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
結花は晃の1歩後ろを歩きながら、晃の背中をまじまじと見た。
(やっぱりモテるよね……)
幼い印象しかない自分とは違う、先ほどの女性の登場で一気に現実を見た気がした。
塔子に失恋したからと言って、自分など相手にされない……その事に気づき結花は落ち込む。
そんな、結花の心の変化など、知る由もない晃はくるりと振り返った。
「おい、何のんびり歩いてるんだ?早く来いよ」
その言葉に、慌てて結花は小走りに晃の横を歩き始めた。
「あっ……満月……」
ふと見上げた空には、真ん丸の月が浮かんでいた。
「お前でも、空を見るんだな」
(どういう意味よ……)
いったいどんなイメージを持たれているのか、どこまでも恋愛対象にはなることのない自分に、結花は返事をすることもできず、また空を見上げた。
(泣きそう……)
涙が落ちそうになり、無理やり結花は空を見上げた。
「小松……どうした?」
少し困ったような、躊躇するような晃の声に結花は気持ちをなんとか立て直す。
「主任!私カルボナーラ食べたいです!」
さっきの表情とは一転し、いつもの笑顔をみせる結花に、晃は戸惑いを隠せないようだった。
(やっぱりモテるよね……)
幼い印象しかない自分とは違う、先ほどの女性の登場で一気に現実を見た気がした。
塔子に失恋したからと言って、自分など相手にされない……その事に気づき結花は落ち込む。
そんな、結花の心の変化など、知る由もない晃はくるりと振り返った。
「おい、何のんびり歩いてるんだ?早く来いよ」
その言葉に、慌てて結花は小走りに晃の横を歩き始めた。
「あっ……満月……」
ふと見上げた空には、真ん丸の月が浮かんでいた。
「お前でも、空を見るんだな」
(どういう意味よ……)
いったいどんなイメージを持たれているのか、どこまでも恋愛対象にはなることのない自分に、結花は返事をすることもできず、また空を見上げた。
(泣きそう……)
涙が落ちそうになり、無理やり結花は空を見上げた。
「小松……どうした?」
少し困ったような、躊躇するような晃の声に結花は気持ちをなんとか立て直す。
「主任!私カルボナーラ食べたいです!」
さっきの表情とは一転し、いつもの笑顔をみせる結花に、晃は戸惑いを隠せないようだった。