【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
ポンと頭に何かが触れた気がして、結花はその方向を見上げた。
「小松、ちゃんと食べてるか?午後の仕事の為にもきちんと食べておけよ」
ランチトレーを持った晃が上から微笑んでいるのに気づき、結花は驚いて目を見開いた。
「また小動物みたいになってるぞ」
そう言ってクックっと肩を震わしながら、通り過ぎる晃に結花は晃の後姿を見つめていた。
「結花!」
「あっ、なに?」
「大脇さんの視線!」
小声でするどく言った千香の言葉に、結花はハッとして顔を元に戻してため息をついた。
「ね、隠してもないでしょ?」
結花は苦笑しながら千香を見た。
「でも、樋口主任もやたら結花にちょっかい出すよね」
意味ありげな微笑みを浮かべた千香に、結花は首を振った。
「それは、昔から。女としてなんて見られてないってこと。良くて妹かな」
心の中で昔とはもう違う、そんな思いがあふれ出るがどうにかなるわけもなく、もう一度結花は箸を手にした。
「小松、ちゃんと食べてるか?午後の仕事の為にもきちんと食べておけよ」
ランチトレーを持った晃が上から微笑んでいるのに気づき、結花は驚いて目を見開いた。
「また小動物みたいになってるぞ」
そう言ってクックっと肩を震わしながら、通り過ぎる晃に結花は晃の後姿を見つめていた。
「結花!」
「あっ、なに?」
「大脇さんの視線!」
小声でするどく言った千香の言葉に、結花はハッとして顔を元に戻してため息をついた。
「ね、隠してもないでしょ?」
結花は苦笑しながら千香を見た。
「でも、樋口主任もやたら結花にちょっかい出すよね」
意味ありげな微笑みを浮かべた千香に、結花は首を振った。
「それは、昔から。女としてなんて見られてないってこと。良くて妹かな」
心の中で昔とはもう違う、そんな思いがあふれ出るがどうにかなるわけもなく、もう一度結花は箸を手にした。