【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
時間は9時30分を回った所だった。
(どうせ何やっても落ち着かないしここで待ってよ)
結花は携帯を見ながら、玄関に座ると靴を履いたまま時間が過ぎるのを待った。
携帯で水族館のページ―を見ていると、メッセージが来た。
【もうすぐ着く】
そのメッセージに結花は立ち上がると、急いでエレベーターホールに向かった。
エレベーターは1Fにいた。
(もう!)
結花は急いで階段に向かうと、足早に下へと降りた。
ちょうどそこに、晃の白のSUVが止まった。
「乗って!」
晃のその声に、結花は息を切らしながら助手席のドアを開けた。
「おはようございます!」
晃はクックっと笑うと、結花を見た。
「なあ、なんで朝一から息を切らせてるの?」
「え……だって、エレベーターが1Fだったから、急いで階段で……」
恥ずかしそうに言った結花に、晃は驚いたように目を見開いた。
「それぐらい待つだろ。普通」
「だって、待たせたら悪いかと……」
小声でそう言いながら結花は、少し車高の高い車に、スカートを抑えながら乗り込むと息を付いた。
「今度からはエレベータ乗れよ?俺はそんなに気が短くないよ」
クスクス笑いながら、車を発進させた晃を結花は盗み見た。
ハンドルを握る手も、少し骨ばった指も、すべてがドキドキしてしまい結花はそれをごまかすように言葉を発した。
(どうせ何やっても落ち着かないしここで待ってよ)
結花は携帯を見ながら、玄関に座ると靴を履いたまま時間が過ぎるのを待った。
携帯で水族館のページ―を見ていると、メッセージが来た。
【もうすぐ着く】
そのメッセージに結花は立ち上がると、急いでエレベーターホールに向かった。
エレベーターは1Fにいた。
(もう!)
結花は急いで階段に向かうと、足早に下へと降りた。
ちょうどそこに、晃の白のSUVが止まった。
「乗って!」
晃のその声に、結花は息を切らしながら助手席のドアを開けた。
「おはようございます!」
晃はクックっと笑うと、結花を見た。
「なあ、なんで朝一から息を切らせてるの?」
「え……だって、エレベーターが1Fだったから、急いで階段で……」
恥ずかしそうに言った結花に、晃は驚いたように目を見開いた。
「それぐらい待つだろ。普通」
「だって、待たせたら悪いかと……」
小声でそう言いながら結花は、少し車高の高い車に、スカートを抑えながら乗り込むと息を付いた。
「今度からはエレベータ乗れよ?俺はそんなに気が短くないよ」
クスクス笑いながら、車を発進させた晃を結花は盗み見た。
ハンドルを握る手も、少し骨ばった指も、すべてがドキドキしてしまい結花はそれをごまかすように言葉を発した。