【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
「そんなに私って信用がありませんか??」
ぼそっと言った結花に、晃は盛大なため息をつく。
「あると思ってるのか?」
「最近は少しはあるかなって……」
呟くようにいいながらも、結花は足早に二人に挨拶をするとフロアを出て行った。



「最近、なんか結花ちゃん可愛いよな」
そんな2人のやり取りを黙って見ていた町田の言葉に、晃は驚いたように視線を向ける。

「お前のタイプじゃないだろ?」

「そんなことないよ。俺はお前と違って結花ちゃんタイプだよ」
町田の言葉に、どう返事をすべきかわからず、晃は「行こう」と促すと二人も会社を出た。
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