【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
晃は家に戻り、シャワーを浴びると冷蔵庫からミネラルウォーターを出し一気に飲んだ。

(俺が小松を??そんな訳ない。小松だって、塔子に振られた俺に同情して気を使っているだけだろうし。町田とうまくいくならそれはそれでいい)

晃は自分に言い聞かすように、心の中で呟いた。

そんな時、定例のメッセージが届く音がした。

小松 23:12

主任!今日もお疲れ様でした!
きっと楽しいお酒でしたね!
ゆっくり寝て下さいね。
おやすみなさい。

いつも通り、返信の必要の無いように作られた文面だった。

晃は少し悩んだ後、スマホに指を滑らした。

お前もゆっくり寝ろよ。おやすみ。

それだけを返信すると、スマホを置いた。

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