不器用な2人
露出低めの服にコートを羽織り短いスカートをはく
ブーツをはきこの前買わせたバッグをもちマンションを降りる

親は2人とも働いていて休日しか帰らない

『おまたせ石原さん』

『さぁ乗って』

会話はほとんど向こうが一方的に…

私はきくが心にも思わないお世辞でかためた相づちをうつ

そうだこれから瑞沙って呼ばせるのはやめよう

適当に名前考えて新しい人にはそう呼ばせよう気持ち悪いから…


ぼんやりそんなことを考えていたら石原の家についた

この広い家から石原がいなくなったらどんなに幸せだろう…

『さあ入って』

『ありがとう』

私が18って知らないからこんなことできるんでしょう?



< 6 / 11 >

この作品をシェア

pagetop