不器用な2人
『シャンパン、ワイン、カクテル…なんでもあるよ』

あたしが分からないから色々もってくるんでしょ?
でも残念…
その中に答えなんてないだってあたしの最初の嘘を見抜いてさえいないんだから

『ごめんなさい…あたし弱いから飲まないの
つぐからのんで?』

バカは酔っ払って喋り続ける

1時はとっくにこえてたと思う

『瑞沙ちゃん愛してるよ』

『酔っ払ってますね?
でもありがとうございます』

何回かやっただけで舞い上がってんじゃねぇよ…


体に手を回してくる…今日もやらせろってか?
そうはいかない

『う…ケホッケホッ』

こうすれば1人につき1回はどうにかできる


『え?瑞沙ちゃん?』

肩に触ろうとしたその瞬間が大事



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