その甘い声は私だけに。
「琴子ちゃんありがとう」
「い、いえ!私は何も」
「じゃあ俺はそろそろ失礼するよ」
「仕事中にごめんなさいね」
「いいんだ、琴子ちゃんに会ってみたかっしな」
え!私に会いに来るために仕事抜け出してまで来てくれたの!?
どこまでイケメンなんでしょう真哉さん。
「あ、あの!ありがとうございました!」
「こちらこそびっくりさせてしまって申し訳ないね。うちにも今度遊びに来てね琴子ちゃん」
「はい!ぜひ!」
真哉さんはニコッと笑って帰っていった。