またあした 。

とくん

顔を上げたその人を見て胸が高鳴った。

切れ長だけどぱっちりとした2重

あたしと同じ位置にほくろ…。

ずっと高い鼻と血色のいい唇。

…綺麗な、顔の男の人。

「よばっ…ちがいます!」

顔に見とれてさっきの返事をしてなかった

「ふっ」

わらった…?

ドキ

「わかってるよ。くぁ…」

眠そうに目をこするその人をみて

猫みたいだなって思った。

「春は、ぽかぽかして眠くなる」

「そうですね…」
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