またあした 。



「先輩!!!!!!!」


人混みを避けて先輩に近づく


「先輩…!!せんぱっ…」


「り、い…?」

「先輩…っ…」


「怪我、してない?」

「大丈夫です…でも先輩がっ………」

「り、ぃが怪我、しなくてよかっ…た」

「先輩………ごめんなさいっ…」

「俺は、だ、いじょうぶ…」

うそ…こんなに血が出てる。



間もなくして救急車が到着した


「君も乗って!!!」


あたしも一緒に乗り病院に向かう


先輩…………先輩っ………。



病院に着くとすぐに手術がはじまった。





ばたばたばたっ

「あのっ…遼は…!」


女の人が看護師に駆け寄る。


「今は手術中で………」


もしかして…



「遼先輩の…お母さんですか…?」


「え……?」


「あの、遼先輩とお付き合いさせて貰ってます。碧月…麗生と言います」


ぺこっと挨拶した。


「あら…あなたが麗生ちゃん?」


「え…?はい…」


「遼から聞いてたわ。本当に可愛い子…。
遼の母ですはじめまして」


ぺこっとおじぎをする遼先輩のお母さん。




お母さんに今日のことを話した



遼先輩があたしをかばって轢かれたこと…





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