またあした 。



「そうだったの…」


「ほんとうにっ…すいませんっ…」


「なんで謝るの?麗生ちゃんを守って
遼は本当に安心してると思うわ」


「でもつ…」


「轢かれたのが麗生ちゃんだったら
きっとあのこは自分を責めていた。
だから麗生ちゃんが無事でよかった」



お母さん……………。



「待ちましょう、遼のこと」


ぎゅっと手を握ってくれる先輩のお母さん


その手の暖かさや笑顔は


遼先輩そっくりだった。











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