光~明るいほうへ~


泥の中を這っていたけれど、このままじゃいけないと思うようになった私は男たちと縁を切った。

彼と付き合えるようになった訳でも、彼が私を好きになってくれた訳でもないけれど。

彼に恥じない自分でありたい。
そう思えたから。

私という存在を迷惑だって言わなかった。
それだけで救われた。

そう言ってくれた彼に恥じない自分でありたい。
そう思えたから。



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