今年の夏もキミを想う…。
わかっている、わかってはいても……どうしようもない気持ちもある。
「わかちゃん、きちんと納得して諦めてもいいって思えるその瞬間まで、努力し続けるべきだとわたしは思うよ!そうでないと、気持ちはいつまでもその人に向いたまんま、前に進めないよ」
いつか、友人が顔に決意を込めて力説していた。
大切な友達だから、幸せになって欲しいのだと言われた。
だからあたしは決めたのだ。
どんなに辛くても、苦しくて、悲しくて、胸が張り裂けそうに痛んでも……あたしはこの恋を、諦めたりしないって。
だからあたしはこれからも、彼女を見つめる彼の事を、想い続ける。
だって諦めずに努力した先に何があるかなんて、今のあたし達には、わかるはずもないのだから。