パンドラ~隠された愛~
「う~、寒いなぁ。今日は収穫ゼロか。にしても、本当1本道だな。」


確かに宮部の言うとおり交差点や脇道すらなく、300m程でアパートへ着く道のりだ。


宮部は急いで車へと戻りエンジンをかけ、冷えた体を温め始める。


すると突然宮部が乗る運転席側の窓がコンコンと音をたてた。


宮部は驚き窓の外を見るとめぐみが立っている。


パワーウィンドウを下げ「どうしたの?」と声をかけた。


めぐみは凄く申し訳なさそうな顔をしている。

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