パンドラ~隠された愛~
宮部は諦めにも似た表情をしながら1つの提案を投げかけた。
「めぐみちゃん、俺の仕事の事務所が駅前なんだけど、今4時だし朝の7時くらいになればご両親も目が覚めるでしょ?それまで事務所で待つ?」
めぐみは咄嗟に顔を上げて手を顔の前で左右にふりながら「御迷惑ですよ!」と言っているがこんな寒い中外に放り出す訳にもいかない。
「外で凍えさせる訳にもいかないし、そうしなよ。」
「……本当に度々すいません。お言葉に甘えさせて頂きます。」とめぐみは深く頭を下げて宮部にお礼を言った。
宮部は事務所の駐車場に車を停めて「このビルの2階」と上を指さす。
めぐみは「そうそう。このビルの辺りで隆さん見た事あるんですよ。やっぱ人違いじゃなかったんだ!」と言ってきた。
宮部もここまできたら嘘をついても仕方がないと諦めたように話し出す。
「実は隆って偽名で、宮部翔って言うんだよね。嘘ついちゃってごめんね。」
「めぐみちゃん、俺の仕事の事務所が駅前なんだけど、今4時だし朝の7時くらいになればご両親も目が覚めるでしょ?それまで事務所で待つ?」
めぐみは咄嗟に顔を上げて手を顔の前で左右にふりながら「御迷惑ですよ!」と言っているがこんな寒い中外に放り出す訳にもいかない。
「外で凍えさせる訳にもいかないし、そうしなよ。」
「……本当に度々すいません。お言葉に甘えさせて頂きます。」とめぐみは深く頭を下げて宮部にお礼を言った。
宮部は事務所の駐車場に車を停めて「このビルの2階」と上を指さす。
めぐみは「そうそう。このビルの辺りで隆さん見た事あるんですよ。やっぱ人違いじゃなかったんだ!」と言ってきた。
宮部もここまできたら嘘をついても仕方がないと諦めたように話し出す。
「実は隆って偽名で、宮部翔って言うんだよね。嘘ついちゃってごめんね。」