パンドラ~隠された愛~
第4章
調査2日目
「…さん。…べさん。……宮部さん!」
宮部は体を揺らされながら誰かに名前を呼ばれているようだ。
「宮部さん!」
ようやく宮部も重い瞼を持ち上げ視界が鮮明になってくる。
目の前には日野が立っていた。
「ひ、日野くん…もう少し寝させて……」
「別に寝ててもいいですけど、あの女性は誰ですか?」
「…あの女性って?」