パンドラ~隠された愛~
宮部の言葉に勇気付けられたのか表情が明るくなり「ありがとうございます」と深くお辞儀した。


宮部は出してもらったお茶を一気に飲み干すと「それじゃ、夜に備えて帰りますね。」と言い立ち上がった。


玄関へ行き外へ出ると、先ほどまでなかった冷たい風が強く吹きだしている。


「お茶ご馳走様。ではまた。」


「はい。それでは夜宜しくお願いします。」


宮部はアパートの階段を降り、車へ戻るとそのまま一旦事務所へと戻った。

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